藤井聡太8冠、4年連続4度目の最優秀棋士賞 4年連続は羽生九段以来の快挙 第51回将棋大賞

23年度に活躍した将棋棋士、女流棋士を表彰する第51回将棋大賞の選考会が1日午後、東京都渋谷区の将棋会館で行われ、藤井聡太王将(21)=8冠=が4年連続4度目の最優秀棋士賞に輝いた。

 藤井は昨年度、保持していた6冠(王将、竜王、王位、叡王、棋王、棋聖)をすべて防衛し、6月には名人、10月には王座を奪取して8冠を独占。出場資格のある一般棋戦の優勝は11月のJT杯に留まったが、他の3大会(銀河戦、朝日杯、NHK杯)はいずれも準優勝と、高い次元で安定した成績を残した。

 4年連続の最優秀棋士賞は羽生善治・現九段が第35~39回(07~11年度)に5年連続獲得以来の快挙となった。ちなみに羽生は第20~24回(1992~96年度)と第26~30回(1998~2002年度)にも5年連続して最優秀棋士賞に輝いている。

 【過去10年の最優秀棋士賞】
 第41回(2013年度)森内俊之
 第42回(2014年度)羽生善治
 第43回(2015年度)羽生善治
 第44回(2016年度)佐藤天彦
 第45回(2017年度)羽生善治
 第46回(2018年度)豊島将之
 第47回(2019年度)渡辺 明
 第48回(2020年度)藤井聡太
 第49回(2021年度)藤井聡太
 第50回(2022年度)藤井聡太
 第51回(2023年度)藤井聡太